これからリフォームを行おうと考えている人もいるかもしれません。
しかし新しく生まれ変わった住宅を夢見てわくわくしているのにもかかわらず、実際に様々なトラブルに巻き込まれてしまう人が多く見られます。
このようなことに巻き込まれないためにも、事前にリフォームに潜むトラブルについて考えておく必要があります。
お金にかかわるトラブル
まず第一に考えられることが、お金にかかわるトラブルです。
どのようなリフォームを行うにしても、それなりの大金が必要です。
例えば見積額に納得して契約したのにもかかわらず、請求額が大幅に違っていたり、詳細な内容もなく工事一式と記載されているなどのことが考えられます。
まず最初に見積もりや図面に関しては、契約において完成させる目的物について明確に約束を行うための重要な書類となります。
見積書の項目が過不足なく記載されているか、図面通りに正確に書かれているかなど、慎重に検討する必要があるでしょう。また追加工事は契約が必要となるので、両社の合意がなければ成立するものではありません。
合意の内容としては、工事内容とその費用が挙げられます。追加工事費用については、よく話し合いを行い、解決を図る必要があります。
工事にかかわるトラブル
そして考えられる二つ目のトラブルとしては、工事にかかわるトラブルです。一言でリフォームといっても幅広く、屋根や外壁などの外回りや、キッチンやお風呂などの水回り、床や壁などの内装、クローゼットなどの収納、増築や減築、バリアフリー化など様々なものがあげられます。
リフォーム会社にも得意分野があり、内装が得意なところもあれば、外装が得意なところもあるでしょう。
工事にかかわるトラブルを軽減するためにも、どの部分をどのようにしたいのかをしっかりと伝えることが大切です。
まともな業者であれば、希望する分野を得意としている営業に担当してもらえます。
完成後にかかわるトラブル
そして3つめに挙げられるものが、完成後にかかわるトラブルです。
一番多いものが仕上がりが思っていたものと違ったというケースであり、特に起こりやすいパターンとしては屋根の塗装や外壁塗装などの塗り替えリフォームや、外壁の張り替え、部屋のクロスの張り替えなどの模様替えで起こりやすいと言えます。
たいていの場合、外装工事を行う際には、足場が設定されメッシュシートなどでおおわれていることから、どのような色合いになっているのかなど、正確な色を把握することができません。
また色には面積効果とよばれるものがあり、同じ色であったとしても、狭い面積よりも広い面積の方が明るく見える特徴があります。これが外壁でも起こりえるということです。
自分が選んだものよりも一段階濃いめの色を選ぶことで、この問題は解決することができるでしょう。外壁でも屋根でも必ずサンプルを取り寄せて、実際の環境で眺めるようにしましょう。
晴れている日や曇りの日、朝や夕方、日中などと、じっくりと検討することが大切です。
また遠くから眺めたり、近くで眺めるなどのこともおこないましょう。
部屋のクロスに関しても、昼間と夜、照明のもとなどで比較することが大切です