長く家に住んでいるとものが増えてきて、置き場所に困ってしまいます。「キッチンに床下収納がほしいな」「でもあとから床下収納って作れるのかな」と考えていませんか?
床下収納は、後付けすることも可能です。今回は、キッチンに床下収納を後付けするメリットと、リフォームするときの注意点を紹介します。
キッチンに床下収納を後付けするメリット
キッチンに床下収納を後付けすると、次のようなメリットがあります。
デッドスペースを有効利用できる
床上の場所を取らないのでキッチンが狭くならない
普段使わないものを目につかないところに片づけられる
キッチンの収納を増やそうとワゴンやキャビネットを増やすと、床上のスペースを占領するので狭くなってしまいます。場合によっては動線が悪くなり、使いづらくなる可能性もあるでしょう。
その点床下収納なら、普段使っていない場所に収納が増えるので、床上のスペースは広いままです。年に数回しか使わない重箱などを片づけておけば、キッチンを広々と使えます。
キッチンに床下収納を後付けするときの注意点
キッチンに床下収納を後付けするときの注意点を、3つ解説します。
床下点検口を同時に作る
床下収納を作るときには、床下点検口を同時に作ることをおすすめします。戸建ての床下に不具合が生じたときには、点検口がないとチェックが大変です。キッチンは水を扱うことから、シンクの下が見渡せる点検口があると安心です。
生活動線を考えて場所を決める
床下収納を設置すると、わずかですが段差ができてしまいます。スリッパがひっかかることもあるので、転倒しやすい高齢者がいるようなときには、生活動線を考えて設置場所を決めましょう。
湿気対策を施す
床下は地面との距離が近いこと、またキッチンの場合は水道管や排水管も近いことから、湿度が高くなりがちです。湿気対策をしておかないと、カビが発生しやすくなる点には注意が必要です。床下収納にはものを詰めすぎず、定期的に除湿剤を入れ替えるようにすると快適に使えます。
まとめ
キッチンに床下収納を後付けすると、キッチンそのものの空間を占領することなく収納スペースを増やせます。同時に床下点検口を設置すれば、床下の異常を発見しやすくなるのでおすすめです。
ただし、床下収納は湿度が高くなりがちなので、湿気対策は必須です。しまい込んだものがカビて使えなくなっていた!ということがないように、ものを詰めすぎないようにしてくださいね。