家族の変化で使わなくなった和室を再利用したい!
間取りの中に和室があるものの利用する頻度が少ない家庭では、洋室にリフォームして再活用したいと事例が多い上に実際にリフォームを実行する方は年々増加傾向です。
和室をリフォームする際にポイントになるのは、洋室にする範囲を事前にしっかりと検討しておく事であり、検討が重要な理由は和室を洋室にリフォームするといった工事でもお部屋全体を対象にしなくても良いためです。
リフォームの範囲
自由度が高いからこそ襖を洋風に変更したり布団を使用していたもののベッドを使用するようになったため、布団を入れていた押入れをクローゼットに変更するといった事例もありますし、和室の雰囲気を特に高める畳敷きをフローリングにするといった施工例もあります。
リフォームを行う際に気になるのが仕上がりと共に費用も挙げられますが、和室として多い6畳から8畳の事例ではフローリングに変更すると20万円から35万円です。
フローリングは段差に注意!
フローリングに変更する際に行われる施工内容に関しては、畳を取り除いた後にフローリングを貼り付けるといった施工内容がイメージされやすいのですが、畳を取り除いてフローリングを貼り付ける前に下地材を設置するための工事が行われます。
下地材を新たに設ける理由は畳とフローリングの厚みの差異が関係しており、畳が40mmから50mmの厚みを有しているのに対し、フローリングは12mmという厚さなのでフローリングのみを用いると隣の部屋の床との間に段差が生じてしまうため、段差を生じさせないように下地材を新たに導入して高さを合わせます。
さらに、和室と洋室のどちらにおいても横方向に木が渡してあるのですが、和室の場合は455mm毎に木が設置されているのに対し洋室は303mm毎に設置されているため、横方向に渡す木の数も増やして強度を強くします。
また、築年数が長く経過している住宅については和室に断熱材が入れられていない事例が多い様子から、リフォームする物件の築年数が長いのであれば洋室へのリフォームに際し、断熱材の導入についても考えておく事がポイントです。
まとめ
いかがでしょうか?
和室から洋室にリフォームする事は床面がフローリングやカーペットへと変わりますので掃除や手入れも比較的簡単になります。
ある程度、リフォームのイメージができたら、具体的に見積り依頼をすることをおすすめします。