【はじめに】
キッチンのスタイル選びは、住まいの快適さや料理のしやすさに大きく影響します。近年、対面キッチンが人気を集めていますが、壁付けキッチンもその魅力を再確認されています。本記事では、壁付けキッチンのメリットについて解説します。
壁付けキッチンのメリット
壁付けキッチンは対面キッチンに対するもので、文字通り壁に向かって調理を行うスタイルのキッチンを指します。
別名背面キッチンとも呼ばれますが、いずれにしても同じものを指すのは確かです。
近年は、家族の顔が見える対面キッチンが人気の傾向ですが、改めて壁付けキッチンの魅力も再確認されています。
ダイニングスペースを広くできる
主なメリットには、リビング側にせり出すことがなく、ダイニングが広く使える点が挙げられます。
対面キッチンだと、キッチン側とリビング側の間に設置スペースを要するので、相対的にリビングが狭くなる難点が生じます。
しかし、壁付けキッチンはダイニングスペースを圧迫しませんから、結果的にお部屋を広々と使うことができるわけです。
窓があるキッチンにもおすすめ
壁に窓があるキッチンなら、外光を採り入れて自然な空間を演出したり、外を眺めながら調理に取り組めます。
確かに、目の前が壁一面だと圧迫感を覚えますが、小さくても窓が1つあるだけでかなり違ってきます。
何よりも、外の様子を見ながら調理を楽しめますから、季節の移り変わりに意識を向けることで、マンネリしがちな料理の退屈な部分を改善できるメリットが得られます。
人によっては、目の前に壁があることで落ち着くので、壁付けキッチンだと対面よりもリラックス効果に期待できます。視界に家族の姿があれば、例えば小さな子供だと安心ですが、逆にテレビだと集中力が削がれてしまいがちです。
壁付けキッチンは余計な視覚情報を遮り、調理に集中できる空間をもたらしてくれるので、あれこれ触れる情報が多いと疲れてしまう人に大きなメリットとなり得ます。
調理で汚れた部分が比較的簡単に綺麗にできるのも、壁付けキッチンならではのメリットです。
対面キッチンでは、うっかり調味料や料理をこぼしてしまうと大変ですが、壁付けキッチンであれば壁が受け止めてくれるので安心です。
炒めものなどで飛び散る油についても、対面キッチンでは遠くまで拡散するものの、壁付けキッチンだとその心配もなくなります。
【おわりに】
壁付けキッチンは、リビングスペースを広く使えたり、調理に集中できたりといったメリットがあります。また、窓がある場合は、外光を取り入れた自然な空間を演出できます。対面キッチンと壁付けキッチンの両方の魅力を比較検討し、自分たちのライフスタイルに最適なキッチンスタイルを選びましょう。