断熱と防犯二重に安心の二重窓 種類と注意点をチェック!

はじめに:

二重窓は、暖房や冷房がなかなか効かないといった悩みや、結露の防止効果も解消できます。この記事では、二重窓に使用されるガラスの種類と導入する際の注意点を紹介します。

暖房や冷房がなかなか効かないといった悩みは、二重窓にすることで解消できます。
また、二重窓は結露の防止効果もあります。

この記事では二重窓について以下の項目を紹介しています。
● 二重窓に使用されるガラスの種類
● 二重窓を導入する際の注意点
それでは、みていきましょう。

二重窓に使用されるガラスの種類

二重窓には主に、以下の3種類のガラスが使用されます。
● 遮熱高断熱複層ガラス
● 高断熱複層ガラス
● 防音合わせガラス
それぞれのガラスについて、特徴を解説していきます。

遮熱高断熱複層ガラス

遮熱高断熱複層ガラスは、金属膜のコーティングを施したガラスです。
紫外線と日差しをカットする性能が高く、西日が当たりやすい住宅で高い効果を発揮します。
紫外線をカットすることで、屋内の家具や建材の色あせも防止できます。

高断熱複層ガラス

高断熱複層ガラスは、ガラス間の空気層にアルゴンガスを注入しています。
アルゴンガスは熱を伝えにくい性質を持っており、室内に伝える外気温を低減してくれます。

防音合わせガラス

防音合わせガラスはフィルム状の防音材をガラス間に挟み、防音性を高めたガラスです。
防音ガラスの種類によって遮音できる音の周波数が異なります。
防音ガラスの種類を選ぶ際は、遮音したい音を明確にしておきましょう。

二重窓を導入する際の注意点

二重窓を導入する前に、以下の2点に注意しておきましょう。
● 二重窓にできるのは引き違いの窓だけ
● 室内すべての窓を二重窓にしないと効果は得られない
1つずつ解説していきます。

二重窓にできるのは引き違いの窓だけ

二重窓にできるのは引き違いの窓だけだけです。
天窓・上げ下げ窓・内倒し窓などを二重窓にすると、外側の窓と内側の窓が干渉します。
引き違い窓の場合でも、窓枠に内窓を設置できるスペースがあるか確認しておきましょう。
窓枠に十分な余裕がない場合は、引き違い窓も二重窓にはできません。

室内すべての窓を二重窓にしないと効果は得られない

1つの室内に複数の窓がある場合は、全ての窓を二重窓にする必要があります。
室内に複数の窓がある状態で1カ所でも二重窓にしていなければ、十分な効果は得られないことを理解しておきましょう。

まとめ:

1.二重窓に使用されるガラスの種類

・遮熱高断熱複層ガラス:金属膜コーティングで紫外線と日差しをカット
・高断熱複層ガラス:アルゴンガスを注入し、熱を伝えにくくする
・防音合わせガラス:フィルム状の防音材を挟み、防音性を高める
・二重窓を導入する際の注意点

2.二重窓にできるのは引き違いの窓だけ
・室内すべての窓を二重窓にしないと効果は得られない

二重窓を導入することで、暖房や冷房の効率が向上し、結露の防止効果も得られます。ただし、適切なガラスの種類を選ぶことと、室内の全ての窓を二重窓にすることが重要です。

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