キッチンの壁をパネルとタイルのどちらにしようか迷っていませんか。
パネルとタイルはそれぞれにメリットとデメリットがあります。
それぞれの特徴をふまえて、パネルとタイルのどちらにするべきかを決めましょう。
1.パネルのメリット
キッチンパネルにはアルミ・ホーロー・ステンレス・メラミン化粧板などの材料がよく使われており、以下のメリットがあります。
●低コストで機能性が高い
●目地がなく掃除がしやすい
1つずつ解説していきます。
①低コストで機能性が高い
キッチンパネルはタイルよりも材料費と施工費が安く、取り付け方法がシンプルなので工期が短いのが特徴です。
また、キッチンパネルは建築基準法の耐火基準をクリアしているので、高い防火性能を持っています。
②目地がなく掃除がしやすい
キッチンパネルには目地がないので、掃除に手間がかかりません。
洗剤をつけて拭くだけで、清潔さを保つことができます。
2.パネルのデメリット
キッチンパネルには以下のデメリットもあります。
●デザインが少なく無機質になりやすい
●傷がつきやすい種類のパネルもある
1つずつ解説していきます。
①デザインが少なく無機質になりやすい
キッチンパネルはデザインが少なく、タイルのような立体感もありません。
キッチンの雰囲気が無機質で単調になりやすいのが、キッチンパネルのデメリットです。
②傷がつきやすい種類のパネルもある
アルミやステンレスの金属製パネルは、傷つきやすいのが特徴です。
傷が増えることで、新品の時にあった光沢が失われてしまいます。
3.タイルのメリット
キッチンのタイルには、以下のメリットがあります。
●耐久性が高い
●色やデザインの選択肢が多い
1つずつ解説していきます。
①耐久性が高い
タイルはキッチンや風呂など、材料が劣化しやすい環境にも適した材料です。
耐火性と耐水性に優れた材料なので、少ないメンテナンスで長期間の使用が可能です。
②色やデザインの選択肢が多い
タイルは色や大きさの組み合わせが自由にできます。
タイルには立体感もあるので、パネルのように単調な雰囲気のキッチンになりにくいのが特徴です。
4.タイルのデメリット
キッチンのタイルには、以下のデメリットがあります。
●目地が汚れやすいので掃除に手間がかかる
●施工費が高い
1つずつ解説していきます。
①目地が汚れやすいので掃除に手間がかかる
タイル間の目地は汚れやすい素材なので、油汚れなどが付きやすくなっています。
こまめに清掃しなければ、目地の深くまで汚れが沈着してしまうので注意が必要です。
②施工費が高い
タイルの施工には高度な技術が必要なので、施工費用が高くなります。
また、パネルに比べると多くの手間がかかるので、工事期間は長くなります。
おわりに
キッチンの壁をパネルとタイルのどちらにするかは、それぞれのメリットとデメリットを比較検討し、自分の好みやライフスタイルに合った素材を選ぶことが大切です。どちらの選択肢も一長一短があるため、じっくり検討して理想のキッチン空間を作りましょう。